泉武会は、先師泉川寛喜先生が昭和14年に神奈川県川崎市に移住し、「剛柔流泉武館」を創立された。爾来80年の時が経た。
先師は、明治41年沖縄県那覇市牧志町に生まれ、幼少の頃より東恩納寛量流祖と接し、少年時代から許田重発先師に教えを受けて、長じて比嘉世幸先師に師事した。
国内外での空手道の指導普及に尽力されたが、昭和42年60歳で御逝去された。二代目館長を長男寛文師範が継承した。寛文師範は連合会全国大会形の部で6連覇の実績を残しながら、昭和59年39歳で早世された。
三代目宗家を次男勝也師範が継承し、泉武会会長に鈴木覚総師範が就かれた。
鈴木会長の盟友原田彪太朗師範は連合会東日本の草分けであったが、平成10年に御逝去されて、その門下生は誠友連合を結成して、総本部覚心塾本部と共に、鈴木会長の元に心を一つにして斯道の普及発展に努めている。